窮屈な前半/奏功の後半 (2025.11.16 FC大阪戦レビュウ)

〈窮屈な前半〉
ロングボールの蹴り上げ。

放り込み、間髪いれずに駆け込むのがセットになったサッカー。

こういった相手の流儀に圧迫されると、

無闇な(その場しのぎの)蹴り返し、

あるいは、前につなごうとしてのパスミス。

ゲーム開始20分までは、こういうことで難儀した。

失点はその中で生れ、こっちがボールウォッチャーとなった失態。

でも、まぁ、

30分前後になると、自分たちを取り戻しつつ前へ進めるようになったけれども、

ああいった、対処に追われる時間帯を、いかに極小化できるか?

そこをカイゼンできないと、来季も、リーグ上位には位置できない。

〈奏功の後半〉
その要因は、いくつかあって、
いちばんは、サイドからサイドへの展開をやり通したこと。

4バックとやるには有効な手であって、それも、相手を寄せておいて反対へ振る。

#46安永を介したりして、左タッチライン沿いに展開する #40樋口を徹底的に使った。

あとは、#42想来の、相手ディフェンダーに勝った跳躍力。

競り勝ったボールの落下点へと衛星的にそ走り込んだボランチ、あるいは、#41村越の位置取り。

それと、サイドバックの外側からオーバーラップを試みた、#36松村(右)、#20陸王(左) の推進力。

このゲームだと、〈サイドを活かせ〉で統一され、徹底された意思統一を、

僕はすべてのゲームで観たかったのよ。

残念ながら、今季はこれが際立つのが遅かったが、来季はここから始めないとね。

では。