ふたつの準備 (FC大阪戦プレビュウ❷)

ひとつ。

このゲームに絞っての準備

登録メンバーは、前節をほとんど踏襲する

初期布陣は、やっぱり 3 – 4 – 2 – 1 かな。

運用では、中盤を3 – 4 – 3で締めておいて、奪取、即反転をかけたいだろう。

ただし。

この陣形と、ロングフィード戦法とが、どうやって調和することで、

こっちにボールを引っ張れるのか?  のロジックが、僕には理解できていない。

そもそもロングフィードの、ボール回収における成功率が、低過ぎる。

エリア的なポイントは、

大阪が 4バックを採るので、ふたりのセンターバックの両脇に空くスペース。

そこにどう入っていくのか。

大内からは、左サイドバック(=タッチライン)へとボールが供給されるとしたら、

そこには、龍平よりも、樋口の〈アタマ〉を用意しておいて、

右サイドは、馬渡☞佐相、のつなぎでよい。(大阪の左サイドへの抑止にもなる)

とにかく、相手の基底ラインを引き延ばして、その〈疎〉を衝こう。

どうやら、最近の山雅は、ペナルティエリアに入るまでシュートは禁じ手のよう(理解できないが) だから、

サイド深く入り込んで、そこから中を衝く、ってことで。

ふたつめは、来季への道筋

(霜田体制 3年目の集大成があってよかった論者の)ソネさんによれば、

早川サッカーの評価は、

今シーズンの編成に、どれほど現監督の意向が反映していたのか?、が外せない……。

が。

3位にはなったものの勝ち点がせいぜい60点台、との先季の社長総括からすれば、

今季の50点未満は、言い訳の余地がまったくなし。

昨季の主要メンバーがほとんど残留したことに対し、

おおかたの者は、安堵と頼もしさを感じたはずなんだが、

昨季の〈脆さ〉〈耐性不足〉〈一辺倒〉をいまだ引き摺っているから、

皮肉にも、既知の編成が裏目に出る格好で、

❶個の技量の向上はあったろうが、❷そのオーガナイズに欠けた、と診る。

❶と❷の統合が具現化される体制つくり。

これが、準備着手の大前提でしょう。

でないと、昇格の言葉だけがひとり歩きで、実態が追いつかん。

でもさ。

来年から再来年にかけての、スタッフとプレイヤーとの契約年数は、

はたして、1年半なのか?

また、移籍ウインドウは、どう設けられるの?……わからん、わからん。

では。