一にも二にもセットプレイ (鹿児島戦プレビュウ)

冒頭。
息抜きに、朗報をひとつ

10/25 関西大学リーグ1部の、桃山学院大 vs 大阪学院大 戦において、

来季加入内定の、藤枝 康佑君が、

ハットトリックを達成 (ゲームは 4 – 1で勝利)。
それも、先発で出場した 75分間で。

ここまで 18戦(先発 17) 出て、16ゴール。

ゲーム当り ほぼ1得点をゲットしつつ、現在、得点王 (2位は 12ゴール)。

……かように、山雅のスカウトは優秀、良質なタレントを見い出す。

 

さて、対鹿児島戦。

これだけ、蓄積されたスタッツで圧倒的に不利な立場だと、

勝ちにこだわるのなら、

対戦コンセプトは、相手の裏をかいて、勢いを削ぐような〈奇策〉でしかないはず。

我がチームが、採用するかどうか?

坦々とやる未来が見えてしようがない。

が、けれど、念のためにご提案。

スローガン❶〈一にも二にもセットプレイ、三四がなくて、五にセットプレイ〉

鹿児島は 4バックシステムを採用し、

ピッチにプレイヤーを均等に配して、横幅を広く使うことで、

両サイドからの切り込みを武器にして(リーグ随一に強力)、

ボール保持には執着せず、カウンター的な攻撃を発動する。

であるならば、

サイドプレイヤーのところで、

スローガン❷〈戦わずして、優位を獲る〉

つまりは、デュエルで勝負なんて考えは棄て(いまのサイドバックの守備力では勝てない)、

駆け上がろうとする鹿児島サイドプレイヤーの裏を狙う。

頭越しのスカしたようなボールを入れ、

俊敏性に優れた滝、佐相、村越を、ひたすら相手陣内の奧へと走らせ、

ボールとスペースを握り、そこを起点に中をうかがう。

たとえ、

良質なクロスが入らず、中とミートせず、ただちに得点が生まれなくとも、

相手ゴールラインまで迫れば、コーナーキックを得るチャンスはあるし、

深い位置で被ファールとなれば、高い位置でフリーキックを獲られよう。

スローガン❸〈センターバックは高い位置に居残れ〉

出来る限り、彼らの攻撃参加の時間を増すこと。
セットプレイこそ、その貴重な根源。

それと。

相馬さんは、採用システムを几帳面に保持することもしないのでは?

ならば、こっちは、割り切って

5 – 4 – 1の律義なラインを緩めてしまっても、オープンな展開をおそれず、

攻撃のためには、たとえ、みづからの攻守バランスを緩めてでも、前へ進もうか。

では。