
金沢戦。
ホームでの勝利(2 – 1)から教訓を引き出せば、
それほどアジリティ豊かではない金沢ディフェンス陣に対しては、
その裏を狙ったボールと飛び出しで勝負!!、といきたいところ。
沼津戦では。
高橋からの、向かい風を衝いたロングフィードと、
相手#14の(追い風で伸びた) ボール弾道を見誤った後方へのヘディング(ミス)が、林へのプレゼントパスになって、2点奪取。
これらは、強い南風、手間ひまかけられないメンツ、などの状況下で起きた。
だから、金沢戦で、同じ二匹目のどぜうに出会える、とも思われませんが、
ポイントはふたつ。
❶どんなやり方で相手ゴールに迫るにしても(ロングフィード or パス交換)、
相手ディフェンスを前後左右に揺さぶることで、空いたスペースを見い出したい。
攻撃的にやる金沢であるから、そのサイドバックの帰陣が遅れれば、センターバック3人の両脇は空き、守備網は粗くなる。
❷実直にやることは、必ずしも、利益を生まない。
上に書いた、沼津MFの、無理なヘディングがその好事例。
なんとかボールに触れてボールを弾き返したい、という意欲はよいが、
結果、ボールを後方へ逸らし、それが相手フォワードに渡る。
反射的に、しゃにむにボールに行けば良いのではない。
そこは、機に臨んで、
獲るのか捨てるのか、走るのか時間を取るのか、止めるのかやらせておいて次で遮断するのか。
瞬時に、Think!!! せよ。
(時間が取れる) セットプレイのデザインとは違い、
咄嗟の判断を要すから、むづかしいかも知れんが、
相手は経験と技量において、こっちに対し優位にあるといっても、
金沢のサッカーは、それほど、こむづかしいことをやらない。
ドリブル開始、クロス投入、ペナルティエリアへのなだれ込み、オープンスペースへの縦パス、これらをやるべきな者が、素直にマジメにやってくる。
唯一の狡知は、こっちにボールを持たせることぐらいか。
だからこそ、当方は。
でき得るかぎり〈狡猾〉〈冷静〉に、守功を出し入れしよう。
そして、準備したことを、思いっきりやるだけ。
では。

