なぜ群馬を推すのか?(ドリブル論のおまけとして)

それが、山口 一真の移籍先だから、

ではなくて、

今季ここまでで、いちばん手強さを感じたのが、ザスパさんだったから。

順位(=戦績)的には苦しんでいるけれど、

萬年的には、この苦境を乗り越えさえすれば、かなりなサッカーに到達するはず。

20名以上、要は、チームの 3分の2のプレイヤーを入れ替え、

平均年齢を、リーグ7位まで落としたチーム編成でたたかう

(☞ ベイシアグループが運営会社の過半数の株式を引き受けてはくれたが、4季連続赤字、今季に予想される収入減という、厳しい財政状況の要請)

さて。

グンマ、ゲーム当り平均のドリブル回数は、13.6 で、リーグ第3位

内訳は、

トップのFW小西が、トップテン全体の 31%とずば抜けてはいるものの、

ひとり突出、あとは平凡、ではなくて、上位の5人がそれなりの数値で

その計が、全体の 83%。

山雅におけるドリブルキング村越、次点の菊井は、グンマにもってくると、

ようやく 6位、7位に位置する。

で、ですよ。

ボール保持は、リーグ1位の59.3% (累積平均)

どこからでもドリブルを試み、ボールを握って進むサッカー。

今後、連携の深さを増せば、と僕は期待してしまう。

たしかに、これは、ひとつの切り口に過ぎないだろうが、

そんなサッカーが、在ってもらいたい。

技量と連携が相手より卓越するほどに、

結果として、こっちがボールを多く握るってのが、サッカーの自然でありましょう。

つけくわえれば、

山雅の保持率は、リーグ第9位の、50.6%で、特段どうこうの数値ではない。

ゆえに、ポゼッションサッカーだから不振、と吊し上げるほどの根拠に乏しい。

そもそも、非保持のカウンター攻撃の信奉者は、

FC大阪がやってる現況のサッカーを、アルウィンで(11/15) よくご覧になるといい。

では。