要は。
ここ数試合やってきた諸チームとは、
毛色の違うサッカーをやるのだ、八戸さんは。
むこうにボールを持たせようにも、すかさず、ロングボールを蹴られる。
仮に、ボールがこちらの手に落ちても、猛然とボールホルダーに寄せて来ることに注力するだろう。
攻撃中は、もちろんボールを持っているのだが、
相手ゴールに迫るための、ボール入手と保持のしかたが、いくぶんか、或いは、ずいぶんと手数をかけずに早く、ということ。
ならば。
従来の傾向値と、直近観られるやり方からすると、山雅のやるべきことは……、
❶ゲーム大局の進行では、前後半開始のそれぞれ 15分間を、フルスロットルで相手陣内へと、人とボールを進める。
そうやりたいのが、我らが山雅のはず。
結果として、先行逃げ切りか、たとえ同点にされても加点して逃げ切る、これで上等。
1~15分、45~60分、ここらで、どれだけゲームをこっちに傾けられるか?
その報いとしてのガス欠は、交代とシステムをいじってリフレッシュする。
アウェイ戦(6/10)では、
本来、こっちが得点したい前半の前半あたりまでに セットプレイがらみで、2失点。
こうなると、時間を、相手の思うように使われて、後半はシュート無く、万事窮すだった(と記憶)。
優位に押し込み続けたその結果、ボール保持が高まる、それこそが、理想。
❷ロングボールを多用されることの厄介は、
それに対応しようと、こっちの最終ラインは下がってしまい、
前線からプレスをかけようとしているフォワード、2列目との距離が空くことで、中盤にできるスペースを、ボランチで埋めきれなくなること。
これには、最前線(トップとシャドウ) には、相手のボールキックをできる限り窮屈にすることと、
ボランチには、競合のセカンドボールを、ひたすら回収してもらい、
サイドバックは対峙する相手を、とにかく追い返し、抑え込め。
連携性において、我慢に我慢。
センターバック後方に発生するスペースを、ある程度割り切って前傾しないと、コンパクトな陣形を保持できなくなる。
そうなると、
互いの距離が遠くなるので、パスがどうしても、逃げの性格ばかりになって、攻撃的なやつが、活き良く、縦に通らない。
(酷いファールで削られることは、避けたいけれども)
ゆえに。
先発を誰が獲るか? にもよるけれども、
山雅の守功のキーパーソンは、#25 川上 航立ではあるまいか。
彼が、おおくの局面で目立ち、そのボールタッチが増加することが、山雅が優位に立つ指標、と診ますね。
もちろん!!
八戸のお株を奪うような、相手ディフェンダーのミスを誘うロングフィードとか、
カウンター攻撃も発動できたなら、それに越したことは、ありません。
では。