タテに圧縮すること (FC琉球戦プレビュウ❷)

両者の直近5ゲームの戦績は……、

琉球 3勝1分1負、対し、山雅は、2勝3負。

これだけみると、どっちが追い風を感じているかはお察しなんだが、

山雅としては、長野にやられたウノゼロ(1 – 0)を、

次の岐阜戦ではやってのけた、というのが、慰めにはなるだろう。

もちろん。

ウノゼロをめざすサッカーではないにせよ、1点で勝ち切ることもできるのは、上等だ。

さて。

対琉球では、ことさらに、こっちの陣形を、

縦方向にコンパクトにすること、

横方向では、守備ラインを、すくなくとも 2層(多重)にすること、これが前提。

琉球の攻撃スイッチは、#10富所と、左サイドの#20永井によって入ることが多く、それぞれの定番である縦パスや、ドリブルを阻止するためにも、

特に中盤で、自由に使えるスペースを与えたくない。

ミドルを打てる距離、つまり、ゴール前30mより手前で、相手の攻勢を削ぎたいです。

それと。

縦に圧縮することには、ディフェンダーによる持ち上がり(=攻撃参加)を意味している。

奈良戦の 3点目(by村越)は、セットプレイ直後という状況ではあったが、

高橋、杉田(アシスト)が高い位置で絡んで、いい仕事をした。

ああいうシーンの再現を、おおいに期待。

ゆえに、野々村の出場停止を受けて、どういうメンツで3人並べるか?、は見ものでありましょう。

個人的には、攻撃的なサンタナの縦パスを観たいんですけどね。

琉球は、クロス本数がずばぬけて多くはないが、総得点の 3割をクロスから稼いでいる。

浅川 隼人を活かそうとすれば、クロスの重要性が高まるから、

そこは、山雅のサイドのプレイヤーが、対峙する相手を、むしろ押し込み、低い位置へ追い込んでいこうか。

新加入の林は、登録メンバー入りだろうから、

こうなったら、想来とのツートップで、とも思うけれど、

そうなると、村越を下げるか、あるいは、ボランチをひとりにするか、悩みどころ。

手堅く、3 – 4 – 2 – 1 (想来ワントップ)ではじめて、林は、機をみて投入でしょうか。

では、久しぶりのアルウィンで。