塩尻峠の陥穽(落し穴)。 

長い年月をかけて、塩尻峠(国道20号)は、まことに走りやすいカーブの道へと整備された。

僕も、岡谷や下諏訪に出向く時には、

その道路づくりの恩恵に感謝しながら、クルマを走らせるのだが、

実に気持ちよく運転できる道となった、まさにその故に、

この峠では、岡谷、塩尻の両方面から走行する車両について、

スピード違反の取り締まりが、毎度お決まりの地点で、おこなわれる。

検挙された車の横を素通りする際、ドライヴァーの心情を思うと、まことに同情の念に堪えない。

と同時に。

あれが自分でなくてよかったと安堵し、もっと謙虚に!!運転しなくちゃあ、と思う。

だいたい取り締まりとは、危険な箇所でよりは、捕まえやすい場所でやるから、

上り坂の、これから直線になるあたり、つまり、漫然とアクセレレーターを踏みたくなる処、と相場が決まる。

そういう意味で、現在の塩尻峠は、比較的安全に、検挙件数を稼げるポイントだろうが、

実は、もうひとつ。

この峠道に特有な、走行レーンの在り方が、

ドライヴァーのおおくの、バッドハビット(悪しき慣習)を助長していて、

それが、取り締まりでお縄を頂戴してしまう要因になっている(と思う)。

つまり。

ドライヴァーが、左となりに〈登坂車線〉が連続するものだから、

〈走行車線〉を、〈追い越し車線〉と、勝手に決めつけて走行している

すると。

自然と、速度が、時速65キロを超過し続ける。

だから、よほど遅くない限り、

そうですね、制限時速の50キロメートルで走っている場合は、

堂々と、走行車線を走るべきであろう。

気を効かすつもりで、登坂車線にレーンを変える必要など、一切なし。

路を譲る、その要らぬ配慮が、他者の被検挙を招来しているかも知れませんぞ。

では。