彼の中では、
学校で、給食に出るカレーが、いちばん旨い、のだそうだ。
家で、食卓にカレーが登場しても、
そう言い切ってしまうのが、この 10歳の徳性の高さだろう。
今から、
他人におもねる、なんてことを武器に人生をやりくりするようでは、先が思いやられるではないか。
その母によれば、
給食のカレーが美味しいのは、大量に調理するからだ、とのこと。
なるほど、その論法によると、
母によるカレーの上位に、母の母が作るカレーが、(彼によって)ランクインするのは、まことに理にかなう。
なぜならば。
祖母カレーのルーは、
○○ゴールデンカレー 大人の甘口と、○○バーモントカレー(甘口)を、ちゃんとブレンドしたものであって、
双方ともに、学校給食のそれとは、まるでけた違いな大量製造なのだから。
……しかし、ですよ。
なにかと強い味方のカレーというメニューが、
ココ〇チだと、トッピングをちょっとおごったら、2,000円……。
そういう世の中になったのか、という諦め。
では。