〈死んじまえば〉はないわ。

夏休みの研究の資料集めにと、

塩尻図書館へ出向いた際。

ご要望があったので、

『Let It Be…Naked』(by The Beatles 2003年発表) を借りてきて、

以来ずっと、車内で聴いている。

2年前、そのタイトル曲に出会い、ずいぶん感動した、とのことで、

それから 1年すこし経った頃、家のTVで観た、CMに曲の冒頭が使われていて、ふたたび想い出した、とか。

曲にあわせて、歌詞を、日本語にしたりしながら、

バンドの解散直前に発表されて、このバンドの最大ヒット曲だよ、とご教示すると、

そもそも、バンドとしてどうだったの?、と訊いてくるので、

― さかのぼること10年間くらい、世界的に、もっとも有能で有名、かつ、影響力のあるグループ(のひとつ) だったよ。

初めは、Let It Be を繰り返してかけていたが、そのうち、他の曲にも興味が及び、

『Don’t Let Me Down』や、『Across The Universe』の歌唱に触れてみて、

― なに、この眼鏡(レノンのこと)、歌上手いわ~、と率直な感想。

彼によれば、ポールの不精な髭は、あまり歓迎でないらしい。

小学生、一緒に歌うのはいいが、

アクロス ジ ユニバースの、Nothing gonna change my world のところ

面白がって、

〈死んじ~まえば~〉と言いかえるのは、言葉として穏当でないなぁ。

せめて、〈真珠う~前歯〉だろ。

ならば。

ハリソンの、『I Me Mine』のリフレインの部分、

I me me Mineは、〈は~い!、二人前!〉になるよね、と、今度は大人が調子にノる始末。

世に出て、59年の歳月を経て、押し付けられたわけでもないのに、

すんなりと、8歳児のココロをとらえてしまう曲。

これ以上の、名曲であることのしるしは、ありません。

では。