今節は。
もっとも近くに本拠をかまえるJチームとの、2か月ぶりの再戦。
近距離だからプライドが刺激される心情が、いまひとつ、僕にピンと来ないのは、
どうやら、〈土着性〉を嫌う性向に由来するものだろう。
(☞註:土着性とは、田舎気質のことでなく、都会に住んでいても発生する習性)
まぁ、そんなことはどうでもよく、
ゲームの注目度を上げるためのキャッチコピーなら、どんどん使いまわせばよろしい。
収入増のためには手段を尽くすのが、まっとうな企業のやることだから。
さて。
ガラでもない復習をすると……、
前回のホームでの対戦では、
山雅にとって、今季ベストスリーに入る攻撃的サッカーができた。
シュート 22本は、今季20ゲーム中でトップ。(うち、13本を 61分以降で打った)
ただし。
2得点のひとつは、長野のオウンゴールだから、決定率 4%少々は、いただけない。(ここらへんは、敗戦の福島戦とよく似る)
おそらくは、逆転して気分がノったことがある。
または、長野戦ということで、気持ちが昂ぶったのかも知れない。
ただ。
シュート本数(の多さ) を手放しで喜んでいるのは考えもので、
ゲームによって、(相手の出来もあるが) シュート本数が乱高下するのは、やはり、
チームとして、真の強さ、強靭さをいまだ身にまとっていないからだと思いたい。
それが証拠に、一方では、
180㎝越えの上背とはいえ、その相手ボランチが、ゾーンディフェンスの外から、ノージャンプで打ったヘディングシュートを、完璧に無競合なかっこうで決められる、ひ弱さ。
……調子に乗った時のイケイケの高揚と、なすすべのない失点の同居。
今節は、
こういった不安定が、ここ2か月を経て、
どれほど克服できているのかを、アウェイの地で観させてもらおう、と思っています。
すこしでも高いカイゼン度を望むのは、もちろんで。
では。