紙一重の勝利 (2025.7.12 奈良戦レビュウ❶)

チームとして、(おそらくは)懸命に戦ったので、

3 – 0 という、ご機嫌なスコアで終えられたわけでありましょうから、

たまたま勝てた、などという戯言はつつしむべき。

が、それでも。

スコアほどの ワンサイドな出来でもなかったことは、今後を戒めるためにも、強調しておきましょう。

取り巻く観衆のほうのことは知らんが、

間違っても、

山雅のほうが、奈良よりも、心を強くして闘った、などというタワケた発言がないことを祈るのみ。

(気持ちで勝てるほどサッカーは甘くないし、気持ちの前にやるべき準備のほうが、限りなく重要)

クオリティはともかく、

撃ったシュートは向こうのほうが多く、再現性も有していて、
実際、こっちのゴールネットは、1度、揺れたことですしね。

山雅について、特筆すべき〈勝因〉を捜し出すとするならば、

ひとつ。

僕がつねづね言っている、キチンとした堅い陣形を崩さなかったことと、(グンマ戦の反省)

ふたつめ。

特に、ボール保持の好きな相手とやる際の、

(奈良のボール保持が、グンマのそれよりは、優雅であったことにも助けられ)

ボール奪取と、相手のパス起点へのアプローチを、執拗におこなったこと、

この2点が挙げられる、と思います。

ともに、いままで求めてきたはずのことで、ある意味、原点回帰であった。

まったくの新規は、

コーナーキックの守り方が、マンツーマンとゾーンの混淆方式になったことぐらい。

システムこそ違え、山雅側のメンツは、前半の奈良戦とそうは変わらず、

あの逆転負けの借りを、自分流を磨くことで返した、というべき。

☞これは、リーグ後半戦の、テーマです

で。

このゲームの MIP(もっとも印象に残ったプレイヤー)は、

宮部 大己 (山雅)、と中島 賢星(奈良) のふたり

そのワケやら、ゲームの検証は、レビュウ❷で。

では。