勝ちを逃した? 論。(鹿児島戦レビュウ❸おしまい)

レビュウ❶、❷のおさらいから、栃木SC戦への橋渡し。

ゲームの翌々日。

職場のスーさんから、

― 勝ち点3 を逃がしましたかね?、との問いがあったので、

― うーん?、どちらかといえば、勝ち点1 を拾った、でしょうね、とお返しした。

先制点は、山雅にとっての勝利への〈必要条件〉ではあっても、〈十分条件〉でもないし、

現状の力量差からすれば、警戒すべきセットプレイからの失点が残念だった、とは言え、劣勢の中で守り切った、というのが実情。

で、ゲームの中に、

山雅にとって、なにやら新鮮で、爽快な〈風〉を見い出すことができた。

腰が引けた印象が消えて、シンプルで、思い切りの良いプレイが連続したことに、光明を感じたファン&サポーターが多かった、に違いない。

……あとは、いただけなかった、つまりは、カイゼン点。

放ったシュートは、山雅 11本、鹿児島 17本。

山雅は、ゲーム冒頭に固め打ち、

鹿児島は、攻撃圧を強めた後半のラスト15分で、6本を増産。

けれど、けれど、両者ともに、ゴールマウス(枠内)に撃ち込めたのは、

たったの 1本づつ、とは……。

これは、リーグた最多得点の鹿児島にとっては惨状的、ともいえて、

後半の防戦を無失点でしのぎつつ、〈守り〉について学べた山雅にとっては、儲けものだった。

☞ ここから、次節の、栃木SC戦の課題がみえてくる。

今度は。

リーグ最少の得点、失点のほうは、リーグ4番目に少ないチーム。

そことやるについては、相当強固と思われる守備網を敷く相手に対し、

チャンスをかならずモノにする、それが、大命題。

栃木SC戦のタイトルは、

〈新しい風に乗って、ゴールマウスに撃ち込め〉で決まり。

では。