なにが〈完勝〉なのか (鹿児島ユナイテッド戦プレビュウ❶)

前節の琉球戦、スコア(3 – 0)のみから評価する立場からすれば、

サッカーでは、たしかに、〈完勝〉なのかも知れない。

が、もうすこし踏み込むと、そうとも言えないゲームだった、と思う。

優勢は山雅のほうにあった。

たとえば、シュートは、山雅 20本に対し、琉球が、14本。

ただし、攻守にわたり、よりアクティブなプレイは琉球のほうが優っていて、

敵陣30メートルに進入した回数は、琉球50回、山雅37回。

ペナルティエリア侵入は、琉球18回、山雅11回だった。

特に、ヴェルディからのレンタル、#20永井(左2列目アウトサイド)は、攻撃面でめだっていた。(良いタレントです)

その中で、山雅は、3点獲って、無失点でやりきったから、もちろん、大したもんだが、決して、完勝ではなかった。

観戦者からすると、多分に印象が、ゲーム観として刻み込まれるので、

ゲーム最後の15分間で、シュート 7本(ただし無得点)を撃ちまくったのが、より評価を押し上げたかも知れないが。

さて、ここまでが前段で。

今節、ホームに迎え撃つのは、鹿児島ユナイテッド。

上に書いたような目線からすると、

いかなる格好や首尾であっても、山雅が、これに勝利すれば

要は、勝ちさえすれば

それを、間違いなく〈完勝〉と、僕は呼ぶことだろう。

して、その理由は、明日のプレビュウ❷で。

では。