懸賞マニアは 禁欲主義者である。

職場の同僚(既婚女性)についての、お話。

懸賞に応募しまくりの、その生活を聞けば、

なるほど、ストイックな生活をしているのだな、と知ったんです。

まづ、コマメな情報収集。

中には、一定のポイントをクリアして応募資格を得る懸賞もあるようで、

そうなると、時には、某メーカーの食品をひたすら消費、なんてこともあるとか。

ご本人ばかりでなく、ご伴侶をはじめ家族挙げての協力体制がないと成り立たない〈趣味〉に違いない。

ある時で切ったら、応募案件を、いくつ抱えているの?、と訊ねたが、

数えるのも、面倒なご様子。

僕には、とてもじゃあないが、その緻密さは、真似ができない。

自分にできないことをやってしまう御方は、それだけでもう、尊敬に値いするのであります、僕の中で。

……さて、この春。

このひとが、Jリーグによるチケットプレゼントに応募して、当選。

それが、高知戦のことだった。

僕は、すこしの時間だけアテンドしたんだが、

彼女、そもそもサッカー(ゲーム) をほとんど知らないので、

0 – 5 の敗戦が、いかほどに、こころ萎れるものなのか!!

……ということさえ、ゲーム後、ピンとこないようなご様子だった。

そして、次に。

金沢戦のチケットプレゼントに応募したら、こっちは、2枚をゲット。

(タオマフを、前もってお貸ししただけで)

ゲーム当日は、御同席はしなかったのだが、

後から聞くと、御主人とお子さんの 計3人で、北ゴール裏で観戦した、という。

つまりは。

家族全員でいくために、チケット 1枚は、身銭を切ってくださった。

ゲーム観戦をして楽しかった、と旦那さんはもらしていたとか。

 

山雅との出会いは、ファン&サポーターがそれぞれのストーリイを持っていて、それがどんなだったかは、ともかく、

これをキッカケに、再びアルウィンに席を占めていただければ、なんと喜ばしいことだろう。

照明に浮かび上がる芝の美しさ。

ナイトゲームの季節になったら、また、お誘いしようと思っています。

では。