中編より続いて。
❸ガイナーレ戦における先制直後の光景。
得点した田中のところへ、樋口、村松が,、早速と抱きつきに来る。
まぁ、画としても、鑑賞に堪えるの図、ですが、
山雅にあってユース年代を送った才能が、ピッチでその領分を発揮すること。
これが、地域密着の、ひとつの成果に違いない。
僕は、彼らが、長野県生まれであることにはこだわってはおらず、
山雅の近くで暮らしたこと、そこに着目する。
これは、
多くが、外からの寮住まい生徒で成立するスポーツエリート校、
つまりは、高校生野球における〈甲子園専科コース〉を、
そのまま地元代表として受容するような心情と同じなのかも知れない。
トップチームが、たとえどのカテゴリーにいようとも、
それ相当な準備期間を要したゆえの、
まさに今、でなければ味わえない、クラブ成長の軌跡。
これを見逃す手はありませんぜ。
では。