地域密着を知れ (前編)

たとえ声を大にしなくとも、

果たして、

〈地域密着でないこと〉が、今のJリーグで成立するのかいな?

つまりは。

品質と強調協調性を落とさないために、12の球団数に制限するプロ野球でもないのだから、

(傘下) 60クラブにエキスパンションしちゃったJリーグにおいては、

もはや、地域密着でしかあり得ない。

いつかの神戸の、バルサ密着は、

金にモノをいわせた仇花。(金にモノをいわせることは、もちろん、否定しない)

さて。

それを前提に語ると、

❶よくある、(ホーム)スタジアムのアクセスの難易度論。

いかにもマヌケよなぁ、と思うのは、

スタ最寄り駅からの距離と時間を、評価のメイン軸にすること。

鉄道網の発達した首都圏、京阪、中京圏ならいざ知らず、

もはや、JR私鉄を問わず瀕死状態の〈地方〉(田舎)では、最寄り駅を起点とするアクセス論議は成り立たないし、

(クルマがないと、生存できませぬ)

そもそも、既存設備は、もともとが、郊外の、非住宅エリアの安価な立地で、地方政府が設けたものが多く、

クラブが、自前で、自由にスタジアムを入手もできない実情であるから、

スタジアムそのものの立地条件を持ち出したところで、まったく無意味。

日頃は鉄道を使って暮らすアウェイ観客の利便を、第一義的、とするのが暴論で、

だから、一体、どこの誰さまにとってのアクセスなのか?

(もちろん、クラブ収益面からは、割引しないアウェイチケットの増大は大切)

もしも。

首都圏などからの観客のため、このアルウィンのアクセスを格別なものにしようと思えば、

上田or佐久平駅から、信州まつもと空港駅をターミナルとして、北陸新幹線の分岐線を敷くこと、これが、推奨的な解決策です。

さすれば、このエアポート活用度の余地もかなり増える。

……そう言う前に、山雅はトップリーグへ、でしょうかね。

では。