平然、粛々と帰還せよ (2025.5.7 FC大阪戦レビュウ)

0 – 1 の敗戦。

相手がグラウンダーのパスを通してきたのは、ペナルティエリア内でのごちゃごちゃシーンの他には、

中央を割られた失点時ぐらいのもので、

あとは、FC大阪、ロングボール蹴り出しサッカーに徹底して特化。

終始上空を向いて、それにつきあわされるのは、けっこう大変だったと思います。

サッカーは、どんな手段を駆使してでも、相手のゴールマウスにボールを入れればいいので、それも立派な戦法ですから、とやかく言うことでもない。

失点時のセンターバックの対応は、ルヴァン杯新潟戦のデジャヴであって、

相手を捕捉できずに走り抜けるような、軽い守備はいただけませんが、

二ノ宮らは、そういう未熟を承知の上で使われているのですから、

ここで払った授業料は、どこかで取り戻してもらいましょう。

4 – 4 – 2 にしてみたり、サイドに大きく展開するなど、だんだんと対するサッカーに順応すると、チャンスも創れていた。

ただ、最後の仕上げが、あと一歩だった。

相手がどう出て来ようとも、自分流でゴールまで到達する、

それには、まだ不足する部分が在る、そういうことでしょう。

複数得点しないとなかなか勝利に手が届かない、その現実を、しっかり見つめながら。

敗戦する度に、

まるで、プレイヤーの意思を忖度するような、

勝手な因果(関係)のストーリイをつくって批評してしまう議論が起こりますが、

僕からしたら、

相手ゴールキーパーの冴えもあって、たまたまゴールを獲れなかった、

それくらいのこととしか思えない、今回の負けは。

いまやっているサッカーを貶めたりする必要はまったくなく、

このサッカーの中で、もっと上手く、巧くなる、それしかありますまい。

せいぜいが、

時間の経過につれて、攻めに焦りが生じてしまうのかどうか?、

むしろ醒めて力みを消してもらいたいと感じますが、それだって、観る側の感情移入に過ぎないかも、です。

負けて褒められはしないけれど、

幸いにして、重い怪我もなかった(ようだ)し、平然と帰還すればいいのです、チームは。

登録メンツとピッチ投入の面々からは、

長野との2連戦へのプレイヤー投入の準備は、おおよそ了解できましたし、

とにかく、5月を、山雅の5月にするチャンスは、まだまだ残っているのですから。

では。