一歩でもいいから前へ (栃木シティ戦レビュウ❸)

……さてと。

我がチームが進化している部分もあるわけでして、

もともとが、指揮官がディフェンダー出身であることと関係が有るのか、無いのか、

守備面の規律性と (ディフェンダーの)攻撃性が高まったことが、ひとつ

栃木シティ戦では、3分間で、3回、相手の雑さがあれども、ともかくオフサイドを獲れていた。

センターバックが、サイドバックを追い越す駆け上がりは続けるとして、

あとは。

中盤との連動で、お互いが、パスコースに顔を出してあげる、そういう勇気と、コマメさが増せば良い。

でないと、ボールホルダーのところで、攻撃速度が、かならず鈍化する。

ふたつめ。

パスによって、相手のラインをはがす連携

この面は、足もとから足元への、各駅停車の、ボール転移が目立った過去2年に比すと、かなり良化されている。

特に、3人目が空いたスペースに素早く入り込むことで、ボールを運べるシーンが多い。

ここでは、大橋を、チームとして巧く活かしている、とも言えるだろう。

アンカー的な仕事も、無難にこなしているし。

アルウィンの雰囲気は、

いまだに、バックパス否定論者が絶えない

さりとて、

組み立て直しや、相手を揺さぶりたいがためにやる、後方へのパスまで否定されると困ります。

栃木シティ戦における不足は、

山雅のプレイヤーが、互いに良好な距離感(= ソリッドな陣形) の中で、なかなか前へ向かえなかったこと。

(前半の後半は、それができていたが)今後も、この基軸を追求するならば、

相手の陣容の網の目の、粗密になどお構いなく遂行できるようになること

……さて。

以上を保持しておいて、

その先を、

より大胆に(手数をかけるかけない、とは違います)、オートマティカリイにする

ペナルティエリアに侵入できれば、いちばん。

けれど、ペナルティサークル近くからなら、ゴールマウスの幅(中央へと)ボールを持ってきて、そこからシュートでもいいではありませんか。

前記事でも指摘したとおり、

現状、枠内打ち込み比率はそこそこであっても、シュート本数(絶対値)が伸びておらず、

ひょっとして、

最後の最後、絶好の位置に持ってくるまでは撃たない、撃たせない、という戦略からなんでしょうかね。

❷大内からのロングフィードを多用するなら、それをムダにしない方法の開発。

そもそも、現在稼働できるフォワード陣の特性とマッチングするのか?があろうけれど、

ならば、すべてを頭で競る考えに固執せずに、かつ、

そのセカンドボール回収比率を高めることとセットになった手法(人、スペース)を見い出したい。

では。