ふた月まえにも、
スティーヴ ミラー作の曲を採りあげたけれど、
今回は。
ひと月ほど前に、彼自身が出演している動画が公開されているので、ご紹介。
曲の題名は、和訳すると、
〈鷲のように飛んでいく〉
……時間は、未来に向かって滑り込んでいる、まったく絶え間なく、だ。
鷲のように飛んでいきたい 海へと。
鷲のように飛んでいきたい 俺の魂のままに 自分を運ばせて。
鷲のように飛んでいきたい そして、自由になるところまで。
神よ、革命をとおり超すんだ。
満足に食べていない幼な児には 食物を
裸足のままの子らには 靴を
露頭に生きる者たちには 家を
それが、解決ってもんだろう……
ブルースミュージックの根っこでもって、
こういう宇宙論的な不思議さを、押しつけるでもなく奏でるのは、
ミラー氏の独特な音楽観か。
それが、半世紀経っても変わっていないのが、実に良い。
では。