2 – 0 の勝利。
際どい被弾シーンがそれほどなく、時間を巧く使えた好ゲーム。
で、なにをもって、健全とするのか?
2年かけてやってきた山雅の取り組みが、そこそこブレなく継続できている、ってことだが、
❶連続性、継起に焦点を絞って、チームが創れていること。
言い方をかえると、修正力が効いている。
ルヴァン2戦をムダにせず、そこでの〈勝利〉(成果物)をリーグ戦に流し込んだ。
あそこで存在感を示した、田中、佐相、大橋、二ノ宮、松村を、先発起用というのは、けっこう決心を要するだろうし、
チーム内に先発起用の〈基準〉のようなものを宣したと言える。☜ 競争の健全化。
❷良質な個の技量とタスク遂行があって、その上に、連携が成り立ったこと。
2得点の生まれかたは、それを象徴している。
佐相や大橋が、田中のシュートの手前で、つぶれ役をこなし、
二ノ宮は、フリーキックの(ヘッドによる)折り返しを実行した。
菊井が、良い意味で目立たなくなり、撃たせる役ができれば、チーム連動はスムーズになる。
おまけ。
杉田が、スリーバックの右をこなせるのは、かなり効いていて、
その駆け上がりを前提にして、あとのふたり(二ノ宮、松村)のポジショニングがあり、
大内のロングフィード一本槍があって、
いちばんの収穫は、
杉田の前進によって、山雅の右サイドからの攻撃が、かなり脅威を帯びてきたこと、でありましょう。
従って、MVPは、田中 想来、準MVPは、杉田 隼、とします。
しかし、ディフェンスラインが、なんと若くなってしまったことか……。
では。