これが〈健全な〉サッカー (2025.4.13讃岐戦レビュウ)

2 – 0 の勝利。

際どい被弾シーンがそれほどなく、時間を巧く使えた好ゲーム。

で、なにをもって、健全とするのか?

2年かけてやってきた山雅の取り組みが、そこそこブレなく継続できている、ってことだが、

❶連続性、継起に焦点を絞って、チームが創れていること。

言い方をかえると、修正力が効いている

ルヴァン2戦をムダにせず、そこでの〈勝利〉(成果物)をリーグ戦に流し込んだ。

あそこで存在感を示した、田中、佐相、大橋、二ノ宮、松村を、先発起用というのは、けっこう決心を要するだろうし、

チーム内に先発起用の〈基準〉のようなものを宣したと言える。☜ 競争の健全化。

良質な個の技量とタスク遂行があって、その上に、連携が成り立ったこと。
2得点の生まれかたは、それを象徴している。

佐相や大橋が、田中のシュートの手前で、つぶれ役をこなし、

二ノ宮は、フリーキックの(ヘッドによる)折り返しを実行した。

菊井が、良い意味で目立たなくなり、撃たせる役ができれば、チーム連動はスムーズになる。

おまけ。

杉田が、スリーバックの右をこなせるのは、かなり効いていて、

その駆け上がりを前提にして、あとのふたり(二ノ宮、松村)のポジショニングがあり、

大内のロングフィード一本槍があって、

いちばんの収穫は、

杉田の前進によって、山雅の右サイドからの攻撃が、かなり脅威を帯びてきたこと、でありましょう。

従って、MVPは、田中 想来、準MVPは、杉田 隼、とします。

しかし、ディフェンスラインが、なんと若くなってしまったことか……。

では。