すべてプライドは〈悪〉である。

松本平を、中山地区あたりの、東山山麓線(県道63号)から一望する。

夕暮れ時、街の灯が点り始めると、

背景には、アルプスの青い山並みが雄大に、デンと在って、

……そのコントラスト、あれは、まさしく絶景に違いない。

家人や息子には、これが決定的〈ふるさとの〉風景なのだそうで。

ところが、

同じ美しさも、僕にとっては、慣れ親しんではいるけれど、

これぞ〈ふるさと〉、とはならない。

いままでの人生で、十数回住むところを変えて来た身からすると、当地に長く居ても、

故郷と、イチオシできる場所がないのが、いやはや。

だから、或る土地(=街)に関して、格別のプライドを持つことも、おおよそない。

どこの場所でも、好きになれる部分と好きになれないところがある、ただそれだけ。

こういう感じは、そうだなぁ、

〈転校生〉になってみないと、なかなか承知できないのかも知れない。

 

さて、日曜日の対長野戦。

友人で、長野在のカナさん(仮名)が、妹さん親子(母/息子)と、計 3人で、アルウィンで観戦なさる。

姉妹ともに、松本で勤務した経験があることもあるが、

カナさんは、北ゴール裏で、僕たちと一緒に、

つまり、ホーム自由席で、観戦したいのだそうな。

南と北でどうのこうのとか、いい加減にしてもらいたい僕からすれば、こういう感じが好ましい。

煽り文句としての、プライド of 〇〇 は、広いココロでゆるしてあげるけれど、

それに乗っかって青筋立てて騒がしいのには食傷する。

もっとも、

大人の遊びごころで、仲良く喧嘩してみせて盛り上げるのは、歓迎だ。

そして。

それぞれのゴール裏をのぞき、

主催者(=山雅)は、すべての座席を、いまのように混合(服装自由) にしておき、その趣旨を強く押し出すべきではないか。(全ゲームで)

そうすれば、

閑古鳥が鳴いているにもかかわらず、

バックスタンドをアウェイ観客に開放しない某クラブの狭量さが、ミゴトに浮き立つし、

そのクラブが、もしも上位リーグを望むならば、

今のうちからミックス席を設けて観戦者管理に慣れておかねば。

では。