彼が、ハウルの動く城(2004年)、をえらい高く評価する。
なので、
宮崎作品は、新しい〈神話化〉を追求しているように思える。
だとすれば、風の谷のナウシカ(1984年発表)で、既にその最高点に達しているから、
それ以降は、同工異曲の焼き直しに過ぎず、
いまさら、採りあげるものがないよ、とか感想を述べると、
いやいや、あのカテゴリーは、
その作画(美術的な)が、重要な要素を占めるし、その点、ハウルの~は素晴らしい、という。
そうかなぁ。
もともと日本のアニメーション動画は、安価な制作方式(それ自体は否定しない)で作られていて、
発信(制作者)、受信(観客)の双方が、そういう技法的な枠組みを了解した中での、画仕事。
人物の動きを、解剖学的に捉えて再現してみせるディズニー作品群には及ばないのでは?
……親子ほどに年齢の隔たったふたりに、こんな会話が成立すること自体、
この80年間、日本のアニメーション界隈には、制作システムにおける断絶がないのだろうか。
では。