たんたんとやれ チャント (竹原ピストル再論)

アベちゃん(職場の同僚) が、ぞっこん(らしい)の、サカナクション。

有能で、上手いバンド。

だとは思うが、僕からすると、曲、作り込み過ぎかなぁ、チョッと。

……年齢を加えるにつれて、より〈坦々〉かつ〈淡々〉とした音づくりを好むようになった気がする。

そういう僕の偏愛からすると、

歌作りにあって、歌詞が先か、旋律が先なのかは知らんが、

昨今の、耳に入ってくる(邦楽の)メロディラインは、急激な音の高低を繰り返し、そこに裏声も多用されるから、

歌詞が、この爺の耳では、日本語として追いきれず、

さらに、英語が混ざったりすると、それこそお手上げ。

さらにさらに、変にしゃくりあげるような舌の巻き方、と来た日には、

そこでもう、つき合うのをやめてしまう。

こういうの、流行りなのかねぇ。

バッハの、G線上のアリアが、現代人にあれだけ人気があるのは、

原曲を、使う楽器を少なくし、G線だけの使用へと、シンプルにしたためではないか。

そんな中、竹原 ピストルは、

高齢者に優しく、しかも、価値観の押し付けがましさのない洒落た歌詞で、走る。

その発声は、あえて言うと、北島 三郎にも似て聴きやすく、クラシカル音楽寄り。

どうも、彼、ギター1本で歌っている感じがするけれど、

おおかたの批判を覚悟で言うと、

この歌唱、レッドホットチリペッパーズなんか遙か足下におくほどの出来であるのだから、

ジャズのトリオ編成をバックにして、演ったら?、とますます誘惑が湧いてくる。

……なんだよ。

高齢者(おもにファースト及びセカンドベビーブーマー世代)は、竹原 ピストルを聴け、といった今回の結論で。

念のため、『お前、もういい大人だろ?』はオリジナルで、

〈いい加減、諦めんなよ〉」と、応援している。

では。