ゲーム結果は、1 – 1 のドロー。
同じ引分けであっても、
先制してのドローと、同点に持ち込んでのドローとでは、
心象がけっこう違うから、それに左右されると、ゲームの評価をし損なうからご注意。
……総括すれば、
力量の違い(山雅の優位)はあるにせよ、それにあぐらもかかず、ボールを追いかけまわしての、
ほぼワンサイド。
沼津式サッカーを、ほぼ完璧に封じ込めた。
失点?
あれは、事故に等しいから、ゴールまで持っていった相手#20を褒めてオシマイ。
そこをどうこう言ったところで無意味、ってもんでして。
我らが開幕。
ということで気負っていたとも思えませんが、
村越のゴール後、ベンチメンバーも繰り出しての、ゴール裏でのセレブレーションは、チームの雰囲気の良さを感じさせて、グッド!!
村越、龍平といった、ホームグロウン世代が、ああいった落ち着きを魅せるプレイを続けると、
チーム全体の自信、自分自身への信頼、そんなものが自然と醸し出されてくる。
で、愛鷹からの帰途。
名残り雪の歌詞がなんとなく想い出され、
いま、春が来て、君は綺麗になった、のキレイの部分を、
〈賢く〉(カシコク)に置き換えて、我がチームに進呈すべきゲーム。
山雅よ、去年よりずっと、かしこく、なったね、と。
❶沼津が反則の多いサッカー(昨季は、リーグで7番目に多い)であることを前提に、
ファールに見舞われた時の痛がり方を〈統一〉することで、
沼津の速いボールの持ち出しと繋ぎを寸断し、時間の流れをこっちへ手繰り寄せる。
被ファールは、10数回あったので、6~7分に1度は、こっちのペースでゲームを止められたことになる。
同様に。
相手の裏抜け狙いには、最終ラインを制御してオフサイドを獲る。
❷先制ゴールに象徴されるように、
スローインひとつにも、隙のない(相手の虚を衝き)心配り。
かつ、コーナーキックごとに図っていた意思統一。
(ゴールにはならなかったが、3本は野々村の頭にヒットしていた)
もちろん、チームに、狡猾なサッカーを求める筆者のおもわくが、
多分にゲームに投影されてあるにせよ、です。
では。