願わくば。
冠雪の富士を視界の隅に入れつつ、愛鷹に向かいたい。
(……のですが、チケットは用意するも、或る事情で、この記事を書いている時点で実現が不明。したがって、レビュウも、それにより観測地点が左右されることを、あらかじめお断り)
さて。
昨季のリーグ最終戦の相手と、今季の初戦で、再びまみえる、とは……。
もしも、サッカーに神があるならば、その采配に感謝しなければなりません。
なぜなら。
❶気分としては、山雅が、昨年積み上げたものの記憶から即スタートできるし、
❷ゲームそのものでは、あそこから、どのように脱却/進化しようとしているのか?を、観て取れるのかも知れないから。
あの時のゲーム、とにかく、前半は酷かった。
沼津に、長短のパスで巧くこっちの陣形を引き延ばされて、サイドからの侵入をゆるしまくった。
でも、後半に入ると、おもに中盤を締めることで劣勢を立て直し、主人公としてボールを握れるように修正できた。
アディショナルタイムの安永弾は、そうやって相手を押し込み続けたがゆえの快挙でした。
修正力をみせたのが、最大の収穫。
で、今節の見どころ。
❶ボールを主体的に動かせれば、勝機はかなりこっちのもの。
どんなボールを使うにせよ、思うようにボールを使えれば、あるいは、相手にボールを預けて、こっちの思惑どおりにボールを誘導できれば。(単なる保持のことでない)
沼津は、とにかくボールを持って、しかも、サイド中心に速く攻め込みたいチーム。
だから、そこを逆手に取るとしたら、ボールを持つリスク(相手の)を衝く、または、カウンター的にやって、局面を一気にひっくり返す、ってことか。
❷後ろを4枚にしようが、3枚にしようが、
ポイントはプレイヤー間の距離を間延びさせず(させられずに)、縦に、コンパクトな陣形を保つこと。
それでもって、全体で、相手を前線から押し込んでいく。
❸今季からレギュレーション変更があって、登録メンバーは、上限20名。
交代枠 5人はそのままなので、指揮官のカード選択力が、より問われることがひとつ。
ふたつめは、山雅でいうと、サンタナ、村松、渡邊あたりまでがベンチ入りできるかな? 楽しみは増す。
❹中山采配は、やはり、隠し立てもせずに果敢。
来季から前線のレギュラークラスが流出したものの、
スリートップに、ふたりの大卒を初戦から起用し、前節の鳥取戦では、それがハマった。
チーム全体が気分よくゲームに入るだろう。☜ そこも衝け。
着目すべきは、
一回目の、ゴールキーパーからのロングフィードがどこに入るかを観れば、狙いたいスペースがおおよそ判るので、そこを感じて、巧く対処することです。
では。