葬送の バレンタインデイ。

ショートメールと電話のためだけに、ガラケーを使っている、

かつては、Yahooの画面だったけれど、

(ニュースの)薄っぺらい見出しが目に入ることが、煩わしくなって、

パソコンは、Googleの検索画面にしてある、

新聞紙、週刊誌、月刊誌の類いは、定期購読しておらず、

どうしても新聞(特定の記事)を読みたいときは、コンビニエンスストアで買っている、

そして、TV画面は、出勤前に、朝食のテーブルから眺めるだけ。

……こういう生活だと、当然、世事に疎くなる。

すこし前、フジテレビが糾弾されていたり、芸人が引退したりした騒動の中身を知らずにいて、

助手席の家人から、その件につき、 5分間のレクチヤアを受けて、

あぁ、そうだったのね、と概要を掴んだりした。

こういう僕であるから、

ある訃報を、逝去後3週間で知る、ということは、かなり迅速な情報入手に違いない。

ガ―ス ハドソン (ザ バンドのメンバー、担当楽器は、主にキーボード) が、

1月21日に亡くなった。

1937年生れの、享年 87歳。

毎冬。

僕の車中には、ザ バンドのアルバム『Northern Light – Southern Cross』(1975年発表)が流れるのがならわしで、(もう半世紀前に創られた作品 !!)

その音楽づくりが、自由自在にしてほぼ完璧であることに舌を巻く。

重厚にしてリリカルな、ガースのシンセサイザーが、ほとんどの曲で、縦横無尽に奏でられる― なんという豊饒さ!!

今頃、ガースはなにしてんだろうなぁ、と思っていた矢先の訃報。

当人はすでにお墓の下に居るんだろうが、僕は、今日、彼を葬送する……。

では。