山雅のおかげの シェークスピア。

新体制発表会の折、

60周年コラボウオッチが発表されると、

― ねぇ、○○さん(僕のファーストネーム)、あの腕時計ほしい?、と家人。

それも、2度も訊くので、

思うに、― あぁ、いいねぇ、と答えたら、きっと注文許可が下りただろう。

あの自動巻きは、EPSONの子会社 オリエント時計の、

〈オリエントスター〉をベースにした製品。

オリエント社は、リーズナブルな価格(143,000円もそこそこに安い!!)で、魅力的なラインナップを有しますが、

スケルトンのクロノグラフタイプではなくて、もしも、

ヴィンテージ風のシンプルな文字盤に、ソッと、グリーンをあしらってくれたならば、僕の食指が動いたかも知れない。

が、今回は、まぁ、やめとくか。

大貴よ、大貴。

次回は、スウォッチあたりとコラボしたらいかがかな?

70周年記念、あるいは、トップリーグ殴り込み記念の際には。

ところで。

新体制発表会では、あとひとつ。

60yearsアニバーサリーの、金糸をふんだんに?織り込んだタオルマフラーを狙っていた家人。

ところが、本数限定で、入手がむづかしいことを悟ると、

― なにも、あれでなくて結構、金をありがたがるのも、陳腐だわ。

あぁ。このセリフ。

〈ヴェニスの商人〉(1596年頃に初演)第2幕7場。

資産家の貴婦人ポーシャが、求婚者を試すために示す言葉 !! すなわち、

― 光り輝く者 悉(ことごと)く黄金にあらずとは。
 汝 嘗て(かつて) 幾たびか 聞きたるならん。  (坪内 逍遥 訳)

光輝くもの かならずしも 金(=価値あるもの) ならず……か。

さすが、シェークスピア(1564~1616)、とっておきの古来の格言を引用なさるとは。

では。