なんだろう? この気分は。

この記事を書いているのが、1/13 午後3時台。
で、4時までには仕上げてしまうのです ☜ この時間軸が重要でして……。

学生スポーツの実況につきものの、

(ここまで取材してあるんですと言いたげな)ファミリーストーリイの洪水、

やれ道中何時間かけて押し寄せましただの、

ビハインドなチームへの、判官びいきなムードの醸し出し。

(いまや、全国大会のクライマックスなゲームは、かなりテクニカルな解説が要求されているというのに、まったく!!)

こういうのが嫌なので、音声をしぼりにしぼってしまい、

さて。

流経大柏 vs 前橋育英による決勝戦のTV画面の前にすわったんですが、

前半10分過ぎ。

前侵してボールをかっさらった柏が、個人技で巧くスライドするとペナルティエリア内から見事なゴールを決める。

……と、ここまで来たら、なんだか、このゲームの見どころを観尽くした気分になってしまったんです。

― 僕、ここで失礼するから。

と、家人に言うと、画面をそのままにして、自室へ引き返してしまった。

実力者同士の、気持ちの入ったキビキビしたゲーム展開。

速い、上手いでボールが休まずに動いていくだろうグッドゲーム。

でも、まるで憑き物が落ちたように、

柏のほうに分があるようには診えるけれど、

この後、師弟関係の指導があるから、互いに手を抜くわけもないし、

ゲームは、こうやって進むんだろう、と思ったら、

どっちが勝っても殊勲なんで、それでもういいや、って感じ。

この予期しなかった不可思議さは、よく考えてみなければ、とは思ったけれど、

まぁ、僕の興味が、だんだんと偏狭にあっていく好事例、と思ってあきらめることにした。

では。(記事の完成、午後3時49分)