3バック(トリオのセンターバックで、実質は5バックで守る) なのか、
あるいは、採用するのが、
4バック(ふたりのセンターバック)なのか、といった議論。
敢えていうと、それは、あくまで初期配置(布陣)に過ぎず、
その前列にひかえるはずの、
中盤(ボランチ)の編成、機能、位置取りとの連動/連携、
さらには。
最基底のゴールキーパーとの分担を含めて考えないと、意味をなさない二者択一論になってしまう。
実績的には、
3バックにしたら、昨季の終盤は、勝ちが転がり込んできた?から、
おおかたの支持を得たようには思う。
ディフェンダーには、専門性が加わって居心地がいい、のかも知れんし、
5バックのラインを形成するためには、サイドバックが定型的に高い位置を採ることもなくなって、安定感はでてきたか。
僕から診ると、
最終盤に魅せてもらった美点は、特に、
❶宮部 大己の左センターバックへのコンバートの成功、と
❷臨機に気の効いたロングフィードをかませる高橋 祥平の起用、このふたつ。
さらには。
❸野々村 鷹人が、パスコースの選択を左サイドバック一本槍から脱却して、
より多様性、自在性を身につけられたこと。
かように、3者3様の強みが引き出せたのが収穫であって、システムは絶対条件でもなかったはず。
萬年的には、
後ろ4枚にしておいて、中盤を三角形で、つまり、トップが菊井、左 安永、右 山本で形成する、
初期布陣の、4 – 3 – 3 に、いまだにこだわってはいます。
少々譲って、3 – 4 – 3 でもよろしい。
とにかく、
最前線でボールを収めてくれて、そこから攻撃を展開する、といったセンターフォワードが想定できなければ、
結論として、ゼロトップの、スリートップ(変な表現ですが)、といった曖昧さを引き摺らざるを得ないと思いますけれど、
3人の最前線で追い込みをかけて、守攻一体性を強化するのが良い。
ところで。
宮部ご本人に訊いた話では、左は大学時代にやっていた、というから、無難にこなせるわけだ。
しかも、ですよ。
彼の大学(法政)時代の監督は、この度、新任したコーチ 長山 一也氏その人であったから、
シラっと 背番号16番を継承して、(おそらくは)なみなみならぬ決意の宮部さんには、
なんとしても、2025季を彼のシーズンにしてもらいたい!!なぁ。
では。