何故か?、と言えば、
僕の好きな画家ベストいくつかのうちの、
ふたりの展覧会が、日本国内で、巡回展として開催されるからだ。
パウル クレー(1879~1940)と、トゥールーズ de ロートレック(1864~1901) のふたり。
このうち、ロートレックのほうは、すぐ1月には、松本市美術館にやってくるから、
ま、僕にとっては、(存命中の) 千載一遇のチャンスともいえる。
その気になれば、(時間と予算は要するものの) 何度でも、観られるわけ。
ロートレックは、エドゥアール マネ(1832~1880)のような革新性、思想性(☜素晴らしい!!)には欠けるけれど、
自分の趣味と興味に没頭し尽くす点が、
この作家の美点なのだから、そこの追求には魅せられるものが多い。
クレーのほう?
僕からすると、その作品が、
あれだけ斬新、かつ、エモーショナルなものを拒否しておきながら、
人を包容し、魅了する不思議さは、ちょっと比類するものがない。
つまりは、絶賛ですね。
こっちは、名古屋、あるいは、静岡での開催を狙うつもり。
どちらも。
半端な解説には目と耳を塞ぎ、時代うんぬん、人柄うんぬんなどはまったく棚上げして、
ひたすら作品群と対面して楽しむのであります。
では。