湿ったゲーフラを乾かしてから、しばらくは仕舞っておこう。
カーディガンをクリーニングに出すついでに、巴屋さんのご厚情にのっかって、ユニフォームもタダで!!洗ってもらうことにする。
あとは、DAZNの解約手続き……。
2024季の締め、旗をたたむ年末。
ただし、2箇月はすぐに経って、2月中旬には開幕だから、
契約満了で始まる来季編成も、それなりに急がれているわけだな。
退団するプレイヤーのコメントは、人柄が表れていて、感慨深く、感謝の念に堪えない。
そこには、同じ〈仕事〉とは言っても、僕らよりずっと厳しい査定が働いているのを実感する。
本人の力量評価が、雇用の有無にあからさまに直結する、といった世界。
契約の当事者でもない者がいうのもなんだが、
(相場があるとは思うけれど)松本山雅で闘うプレイヤーには、よりおおくの報酬が支払われてほしい、と願う。
良質なサポーター、歓声のアルウィン、それも大切だろうが、
究極は、能力評価の対価としての〈お金〉(年俸)ですよ。
デロイトトーマツ(監査法人)が、毎年Jリーグカップと称し、Jクラブのビジネスマネジメント評価をおこなっている。
そこでのモノサシのひとつに、
〈勝ち点1あたりの(トップチーム)人件費〉がある。
勝ち点を稼ぐのに、どのくらいの選手費用がかかっているか、という見方なんですが、
その視点からすれば、少ない費用でたくさん勝ち点を獲ることが、費用対効果がいい。
この観点を、否定はしない。
ただ、これを鵜呑みにすると、危険なところがあって、
人を安く使って多くの収益を上げようとすることばかりの追求になる。
コストパフォーマンスの字句など使っちゃって。
強欲な経営者がやりそうだし、実際そんなのはザラにあるだろう。
そういう会社に限って、人手不足と嘆く(アタリ前のことだよ)。
山雅のトップチーム人件費は、2022年、2023年と、ほぼ 5億円で横ばい。
(推定では、かつての半分に近い)
この金額自体は、3部リーグではトップクラス。
2024季でいえば、大宮、今治とだいたい並ぶ、と診る。
だから、それらと同じ程度の順位確保(=自動昇格)を期待する意見は正論、とは思う。
クラブには、2024季のフィールドマネジメントをその点で総括してもらいたい。
けれど。
成績がかんばしくないから、3部リーグでは突出しているから、などといって、人件費を絞り込みに走ることには、反対だ。
観る者をもっと沸かせ、魅せるサッカーをやって、結果として、上昇していくためには、より精鋭(と見なされる)タレントを結集する、そういう発想を望む。
敢えて、こういうことを言うのには、
僕らファン&サポーターには、(おそらく)山雅しかない、
つまり、山雅愛というやつ。
けれども、
プロのサッカー選手にとっては、山雅は選択肢のひとつに過ぎず、
しかも、
最優先のクラブであるかどうかを、確実視できるほどにお気楽にはなれないからです。
では。