リーグ至上主義だと,眼が曇る。

競技である以上、

選手は、トップに近いステージでプレイしたいだろう。

山雅の戦士たちには、より上位のリーグで躍動してもらいたいと願う。

クラブにとっても、上位にいれば財政も潤う(だろう)、

また、なにかと露出度が上るから、そこを目指すに越したことはない。

ただし。

なにがなんでもリーグですべてが決まる、という〈リーグ至上主義〉に凝固するのは哀しいことだ。

サッカーの楽しさを味わえずに過ごすハメになるのでは?

数日前。

普段ならば観ない時間帯(朝7:00台)の、N〇Kニュースで、

プレミアリーグを、短く採りあげていた。

で、漫然と観るハメに……。

今節の、注目ゲームのピックアップがあって(三笘のゴールだったかな?)、

つづいて、とにかく世界最高峰と言いたいのか、プレミアムリーグでは、

これぐらい卓越したプレイがあるからご紹介、という感じのシーン。

でも。

観ていると、あれくらいの技量は、Jリーグでもけっこうお目にかかれるし、

我らの大内 一生だってやってるよ、なんですよね。

世界最高峰に間違いはない。

ぶっちぎりの放映権料収入、複数のビッグクラブ(お金)、どえらい選手年俸等々。

チャンピョンズリーグや、トヨタカップ(現在のクラブワールド杯)の成績も上々。

でもさぁ。

20チームがすべて上質でもなく、贔屓のチームでもなければ、興味を欠くゲームだってざら。

ビッグクラブのひとつ、マンチェスターシティは、最近戦績が湿りがちらしく、現在2位。

そこが、欧州チャンピョンズリーグで、フェイエノールト(蘭1部)と、ホームでやったゲーム。

結果は、0 – 3 のリードを守れずに、3 – 3 のドロー。

論調の多くは、追いついたフェイエノールトを称賛する格好か。

なぜならば。

シティーが断然格上(リーグ至上主義観点)であって、そこと引分けるなんざぁ、大したもんだ、という前提心理があるから。

でも、約3分間のハイライト動画後半の、フェイエノールトの逆襲の畳みかかけは見事とはいえ、

マンCの守備は、かなり自慢できないような出来ではありませんかねぇ。
処理のむづかしいボールの扱いだった、としても。(追加)

もちろん。

世界最高峰の守備の不出来をもって、

山雅の守備の出来映えを免ぜよ、という心算はさらさらありません。

ただ。

サッカーのお楽しみは、リーグでは決まらないと言いたいだけ。

では。