このまま一気に帰路をたどろうと、
体内に入れた珉珉打破のおかげで、自宅に辿り着いたは良いけれど、
その後の睡眠が茫洋となってしまい、
さて、起き抜けの速報レビュウは、頭回らずやっぱり粗く、御免蒙ります……。
1 – 0 の勝利。
(おそらく)J参入して初の タイの 5連勝という、画期的な歴史を拓いた歴史に新たなページを加えた新山雅であるはずなんですが、
(☞訂正、失礼、2013季 5連勝をやってます)
後半アディショナルタイムの先制点だったこともあってか、(劇的ですから)
なぜか、かつての山雅だ、むかし観た劇場が戻ってきた、などと、
過去回帰の文脈で語られてしまうところが、何度も言いますが!!、
この球団の抱えるいちばんの、切なさと脆さ。
いつになったら、おおかたの山雅界隈が、〈今の、オーセンティックな山雅〉を受容できるのか?、変われるのか?
さて。
5本立てのMVPとは……、
❶沼津の、頭脳的で、強度の高いサッカーの前に、
箸にも棒にも掛からない前半をなんとか凌ぎ、
使うボールの長短の工夫と、執拗にサイドに攻守の起点を見い出さんと是正した指揮陣が、それに値する。
☞ このゲームの価値は、実質的な負け試合を、なんとか勝ちに転じた修正力。
❷とことん相手を翻弄、追い詰めながらも、最後の決めの精度に不足したアスルクラロの攻撃力。
❸御大ふたりの引退ゲームといった、メモリアルな事情が、たとえあったにせよ、
最終盤、好位置のフリーキックで、#11染谷にキッカーを託した、指揮官とチームの温情 (つまりは、非情さに欠けた)。
❹修正を託されて投入された交代カードの仕事。
特に、中村 仁郎のサイド侵入とカットインは、
沼津の守備を揺さぶり、ゴール正面にスペースを生みだすとともに、逆サイドの山口 一真も活かすことに成功。
サイドを意識した、浅川の位置取りもグッド。
❺で、最後に控えしは、
ミドルシュートでゲームを決めた安永 玲央。
先週のかりがねで、
― 次なるミドルシュートをお願いします、とご本人に伝えたこともあって、
これはもう、萬年的期待感の実現そのもののMVPでございます。
では。