60%は持たせる攻防を (沼津戦プレビュウ❷)

3部リーグの最終節。

注目は、あえて言うと、4~6位の決定くらいしかなくて。

しかも、我が山雅が、競争の主人公でいられることに感謝しなければなりませんな。

だから。

― プレイオフ 2ゲームともホーム開催の要件は、ただひとつ。
山雅が4位で、対5位戦を勝ち抜いて、 次に、3位に勝利した 6位と対戦すること、そんな皮算用は、まだ先のこと……。

さて。

沼津はずっとプレイオフ圏内にいながら、直近2節の連敗で、そこから陥落。

対し。

我が方は、辛くも(☜ここが大事) 4連勝をやって、やっとPO権利をゲット。

まっこと対照的な立場での対戦になってしまったわけですから、

最終で成り上がった者としての謙虚さと、まだなにも成就していない謙遜さを持ってゲームに向かうべし。

そこで、ポイント。

沼津は、ボール保持率58%で、リーグトップ(2位は福島の56%)、おそらく、パス本数もトップ。

だから、放っておいても、7 : 3 で、相手がボールを握るゲームになることは必至。

山雅は、それが自明であることを前提に、つまり、沼津にボールを持たれることを常態と見なして戦うことになる。

ま、そのほうが、山雅にとっておそらくは組しやすい。

最近の、なんでも有りのサッカー(褒めている!!) からすると。

そして、衝くべき点は、

沼津が、ボール保持トップでありながら、

ファール数がリーグで 7番目に多いサッカーを志向するところ。(山雅ファールは、少ないほうから 第3位)

これを、沼津界隈では〈超攻守一体〉のサッカーと呼んでいるらしく、

攻撃的であると同時に、ファールをもおそれずに守備に厳しい、ということだろう。

さすれば。

沼津の前傾姿勢の、その裏を侵す、

被ファールで獲たプレイスキックを、徹底的に工夫する、

パスワークを阻止するため、中盤で前向きのプレイをさせないようにボールホルダーをマークする、

これらは最近チャレンジしていることでもあるし、

アタマを使い、熱心に、トコトン狡猾にやりましょうよ。

☞ ボールは握らずして、ゲームを握れ。

この際、登録メンバーや先発メンツに注文などはありませぬが、

せっかくなんで、安藤 翼には、ヘディングゴールがもたらされるよう願います。

では、愛鷹で。