なぜ勝てたのだろう? (宮崎戦プレビュウ)

プレビュウを書くに、熱心になれない自分がいる。

なぜか?

雨予想のせいもあるが、

気持ちの盛り上がりを削ぐいちばんの理由は、

前節、宮崎が勝利した(1 – 0)対FC大阪戦を観てしまったからでしょう、きっと。

スコアは最少得点だが、内容は、9割方が宮崎のゲーム。

シュート2本が語るように、大阪は、全然、まったくゲームを創れていなかった。当時、5位のチームが。

これほどに一方的な試合は、そうそうお目にかかれない、とくに 3部では。

で。

宮崎と、約8か月前の開幕戦であたった山雅は、

内容もそこそこ良くて、2 – 1 で勝っているんだが、

これほど素晴らしいサッカーをする宮崎に、

では、どうして我らは勝利できたのだろうか?、などといった自問が湧いてくる始末なのです。

相当に、足元、ドリブル、走破力に優れたタレント(J2経験者多し) を有していることもあるが、

やってることは、いたってシンプルで、宮崎のサッカーは、実にオーソドックス。

ピッチを広く使い、ボールを手早く運び、散らし、そして、ペナルティエリアに入れて来る。

ボールを保持してパスもよし、サイドチャンジもよし、裏狙いのロングボールもござれ。

とにかく、なにごとにも躊躇、逡巡しないスピード、という感じ。

大阪は、これに対し、

布陣を、あたかも面のように仕立てて守備に向かうが、寄せに緩慢なせいか、ことごとく交わされて、ボールを運ばれる。
けっこう、強度の高いサッカーをやる印象の大阪が、です。

……では。

山雅はどうしましょう?、なのだけれど、

素早い相手の前進に翻弄されないためには(山雅の最弱点!!)

受けてしまう守備に追い込まれる、その前段で、押し込んでしまう攻撃、それを精力的におこなうことだろう。

こっちが後退、背走する局面には極力陥らない、ということです。

❶たとえば、

相手がピッチをサイド目いっぱいに使ってくるのなら、こっちは拡がった宮崎の布陣の〈疎〉のスペースへとボールを鋭く縦に挿し込む。

いかに中盤(ボランチ)を締めるか、前を向いてボールを配球できるか?

❷たとえば、

サイドチャンジを、頻繁に試みる。

❸たとえば、

比較的に反則が多い相手なので、被ファールの際は、

プレイスキックを、巧く時間を使いつつ工夫する。

……これらを、倦まずに、先手先手で繰り出そう。

前節を、今シーズンの原点回帰と定義した(萬年の)タテマエ、

開幕戦をうわまわる首尾で、勝ちを獲たいものです。

では。

たとえ雨でもアルウィンで。