雑音を嫌うので、
監督やプレイヤーのゲーム後コメントは、すくなくともレビュウの骨子が決まってから読むことにしている。
で、読んでみた。
いつも思うことだが、答えさせたい内容を誘導しているのだから、質問する者をきちんと記名すべきではないか?、インタビュウの作り手の責任として。
まぁ、僕は無料コメントしか読めないので、有料のほうだと判明するのかも知れないが。
本題に戻る。
そこでは、〈ミス〉や〈安い失点〉といった陳腐な言葉が目につくが、
僕からすると、
そういうことが防げない、あるいは、起きうるサッカーをしているのによく言うよ、と思う。
たとえば、トラップを空振って、それが相手攻撃の起点となったことを〈ミス〉とあげつらうならば、
ゴールマウスに飛ばないヘディングやシュートが、同じ重さで責められるべきだが、実際そうなっていない。
このゲームは、内容的に、2 対 8 で負けたわけで、
その核心とは、ミスの多さに在ったのではなくて、
攻撃圧と、攻撃精度の差に違いなかった。
相手のミスを、得点までに導ける積極的な攻撃、
特に、ペナルティエリア侵入後の、ゴール前での沈着。
誰も反応できないようなクロスの投入、
前を塞がれると仕掛けないで、とりあえず後方へパス、
ボールホルダーから見える位置に入ってこない(パスコースに顔を出さない)消極性)、
お義理の、各駅停車のパス交換、
そういうものから足を洗えない山雅からすれば、大いに学ぶべき美点だと思います。
では。