本質はそこなのか?

火曜日にソネさんに会ったら、彼が、

― 霜田さん、複数得点、無失点のどちらを獲るか、などと言い出したようですが、僕は、3バックにして、サイドバックをもっと上げ下げすることで、5バックで守るのがいい、と思います。
現状、常田と野々村によるパスワークを衝かれていて、そこからチャンスを与えることが目につく。ふたりのやりとりではどうも……。

たしかに。

こっちがハラハラの気分で観ていることもあってか、

センターバック間、あるいはそこから両サイドバックへのボール転送には、もっと気を効かせてたら?、と思ったりする。

ボール出しが定型的過ぎるし、そのタイミングと位置でもらっても、

サイドバックは体勢の作り方などから、ずいぶんと窮屈になって、前を向けないのでは?、のシーンが目に付く。

これ、サイドバックの技量にも関係するはずなんだが、特に、山本 龍平の場合、前へとボールを運べていない。

僕は、もっとボランチが降りていって、センターバックと絡み、そこでリズムやポジションを変えながら、前へボールを動かすしかない、と思っていて、

ゲームでもそういう動きをしているから、そこをもっと工夫、徹底すれば?、という希望かな。

ただし。

ここ3ゲーム、1 – 1 のドローゲームが続くから、そういう発想になるのは自然としても、

本当のところは、守備と攻撃に起動スイッチを入れられる存在、

つまり、菊井 悠介の不在が、大きいと診ます。

逆な言い方をすれば、直近2試合、負けていないのはまだマシ。

昨季の、菊井不在のラスト4ゲームを想い起すと、そこの戦績は、△●△● でした。

つまり、最終盤の星取りこぼし(4ゲームで勝ち点2)によって、9位まで沈んだ。

この事態が、すこし早めに起こった、とみるべきではないか?

もちろん、チームだって、菊井の穴をどう埋めるか腐心してやっていることだろうから、それを見守り支援するしかないけれど、

もともと、2 – 0、2 – 1 をめざすサッカーなんだから、いまさら〈舵切り〉はおかしい。

ま。

僕は、メディアがなにかの修正を言わせようとしていることに対する、

特定のプレイヤー不在に言及したくない霜田氏の、

リップサービスぐらいにしか考えませんけどね。

では。