いま、3バック布陣が、流行っているのかい?、ということ。
大宮、今治、そして今節の讃岐と、
3週連続で、3バック採用のチームとの対戦。
それ以降も、(奈良をはさんで) 長野、金沢と続いていく……。
予習、復習がしやすいかも知れないけれど、
食傷気味ではございます。
僕の理解だと、3バックとは本来、
ピッチを均等に分割して配置される4バックシステムに対し、
がっぷりと対峙せずに、すき間を狙って勝負できる利点に着目している。
それを守功、どちらに重きを置くか、優先するかは、チーム毎に違うだろう。
〈守備面〉4 – 4 – 2 のツートップに対し、ディフェンダー3人が並ぶので数的に優位。
さらに、サイドバックが果敢に上下すれば、5人でがっちりスペースを消して守れる。
〈攻撃面〉中盤にプレイヤーを多く配置できるため、そこを制圧しやすい(ただしサイドバックの攻撃参加を要す)。
また、ワントップ、ツーシャドウは、2人の相手センターバックに対し、数的に優位。
さて。
今節の讃岐。
大宮、今治よりかも、攻撃的な容貌が色濃い3バック、と僕は診る。
カウンター攻撃(ショート、ロングとも)狙いが明確なサッカー。
また、セットプレイからの得点率は、全ゴールの 30%台。
前節の今治が、40%強だった。
それに比して、山雅は、26%くらいではあるけれど、
セットプレイからシュートまで持っていける割合では、リーグトップ。
この数値は、我がチームが、いかにセットプレイに工夫を凝らしているかの証左。 ☞ 今節も、期待大。
で。
讃岐のカウンターは、左サイドを使うか、
または、ロングボールを入れて、相手ディフェンスに競り勝つ、そんなところが目立つ。
山雅は、最終ラインを高く保ちたいチームなので、
相手は、ますます、その裏狙いを敢行してくるでしょうね。
だったら、そのカウンターをそのままひっくり返すような〈クロスカウンター〉(ボクシング用語)を発動したらどうか?
カウンターを狙うパス発動を、あらかじめ予測していて、そこで奪取できればいちばん良い。(相手ボランチ to シャドウのパスを、カットとか)
その場合は、こっちのボランチが、ボールを鋭く前方へ送って活路!、ということになりますか。
あるいは、大内や、センターバックからのロングフィードを使う手もありますよ。
では。