4 – 3 – 3 の功罪 (今治戦レビュウ❷)

ゲーム後半。

山雅は、配置を 4 – 3 – 3に変更。

これは、おそらく、今治の右アウトサイドハーフが高く、かつワイドに張っていたために、

山本 龍平(左サイドバック)のところで、それをマークするのにしんどかったためだろう。

けっこうそこを起点にボールが入ってきていた。

ダブルボランチだと、そこを抑えるのに手がまわらないうらみもあるから。

修正としての、マークの網の目を拡大するための 4 – 3 – 3 自体は悪くはない。

が。

このシステムは、あくまで、3人のボランチが並ぶことにうまみがあるわけで、

当夜は、ここに、米原、山本に加え、菊井が1列降りて並んだようにみえた。

菊井は、フィニッシャーではないと思うけれど、

やはり、高い位置でプレイしてもらったほうが、その器用さが相手にとって脅威であろう。

だから、あの場合、菊井ではなく、村越を下げて、ボランチ的に動くほうに賛成なんですね、萬年式では。(村越をボランチ起用推しする理由は、それもある)

時節、より攻撃的にやってくるであろう讃岐に対し、そこをどうするのか?

着目してます。

では。