もっと真面目に巧くなれ。

生れてから一度もウソをつかずに生きてきました、と言える人に会ったら、

その誠実さの前に、きっと、ひざまずいてしまうだろう僕なのだ。(これが前提)

……昨日。

携帯に、ショートメールで、着信が残っていた。

みると……(そのまま転記)

~NTTサポート~
料金等の確認に関するご案内が御座います。
050-5479-1969
こちら宛てご連絡下さい。……の内容。

(発信番号は、本文の番号とは別)

これなんか、200%、詐欺入り口なアプローチに違いない、と思うから、

もちろん捨ておいてある。

が、最近は、嘘をつくにも、手抜き❶

かつ、工夫するあまり、嘘の王道から外れた❷ものが多い。

❶だいたいが、数円のショートメールで済まそうという魂胆がいけない。

むかしは、葉書を送り付けて来たもんだ。

住所を調べる手間も惜しむのか?

❷僕の経験からすると、ウソというのは、そこに非日常の突拍子のなさが含まれているからこそ、

相手のこころに生じるであろう疑念の幕を、より通過しやすい。

だから、料金等の確認に関するご案内……では、まわりくどいだろう。

おそらく網にかかる対象者の拡大を狙っている文言だろうが、

ここは、滞納料金に関するご案内……と、単刀直入にドキッとさせてしまうべき。

おいおい。

暇なのをいいことに、

詐欺をメシのタネにしているような人間に智恵をつけて、どうする?

では。