雷鳴と雷雨で、催行が危ぶまれたゲームは、
0 – 3 の敗戦。
カーヴとアップダウンが続く、たたでさえ難儀な峠道。
そこに加えて、負けの負担感と、県境に近づくにつれ、ところどころ猛烈な降雨(ワイパーでかき切れない)をもらいながらも、当日中に、なんとか無事に帰松。
お疲れさまでした。
レビュウは、3回くらいに分けます、ご了承ください。
最初に。
讃えるべきは、カターレのスタジアムDJ氏のセンス。
― 僕は、また、お逢いしましたね……なんて(野暮な)ことは申しません。
なかなか上品ではありませんか、しかも、情報収集も怠りないご様子。
それに比べ、山雅人のほうは。
品格と、情況認識が欠如のようで、どうもいけません。
ゲーム後、メインスタンドで隣に夫婦で座ってらした、初老の男性。
チームが挨拶にまわってきたら、やおら、最前列に降りて行って、
― やる気あるんか!!、と怒鳴り出す。
まぁ、こういうのは、最後は、頑張れや、で手を打ちたい説教なんでしょうけれど、
言われる側からすれば、やる気云々は、よっぽど的外れな罵声に過ぎません。
特に、昨夜のゲームに関しては。
僕など、プレイヤーらが、お腹の中で失笑しているのではないか?、と心配になる。
亀裂は、そういうところに芽生えるものですよ(親子の間でも)。
僕は、意識と精神論を、結果や成果とセットで持ち出されることに、強烈なアレルギー症状が起きてしまう。
広い世代を抱える山雅サポーター一流の多様性は、また、
走らなくていい時に前後に走れ、と求め、
後ろへのボール配球は禁物、厳しいチャレンジをしているのに、ミスだけを責めるような、薄っぺらさを持ちあわせている。
昨日のスタンドで、遅きに失して気づいたことですが、
やるサッカーの中身は、報酬を貰ってやってるチームが案出、行為してくれればいいので、
一週間のはじまりを爽快にしたくもあるから、
自分らは、ただ見えているものから、直観と、どこかで蓄えた〈山雅らしさ〉に照らして、チームに称賛と叱責を送ろう、こういうことなんでしょう。
前方の女性サポーターは、前節に比して、なんという不出来、というゲーム評をもらす。
得失点、勝敗という決定的な結果だけからすれば、そうかも知れない。
が、前節が、ずば抜けて良かったのでもなく、
今節、プレイヤーには、技量の出し惜しみがあったわけでもなくて、
せいぜい、違ったことは、(相手が富山に変わったことを別にして)
菊井 悠介がゲーム冒頭からずっと、最前線の位置を採っていたこと。
フリーキック(とロングスロウ)に、かなりの工夫を割いたこと。
終盤、野々村 鷹人を前線にあげて打開を図ったこと、それくらい。
ゲーム(とチーム)を評するならば、
まづは、安易な精神論を排したらいかがなものか、山雅周辺の方々よ。
では。