2013年か、2014年だった(定かでないが)、
岸野さん率いる 松本山雅U-18が、相模川の河川敷コートで、
ベルマーレ U-18と対戦していた。
まるで、大人とやっている中学生、みたいな山雅のユースたちの戦いぶり。
そこには、まるで、旧約聖書のペリシテの巨人ゴリアテと対峙する、少年ダビデのような雰囲気さえあった。
……それから、10余年。
小松 蓮、樋口 大輝といったタレントを輩出しつつ、
ユース年代の育成と強化には、それなりの労力と時間が要るもんだ、としみじみ思う。
山雅は、確かな足どりでその道を歩んでいて、
相模川の頃とは、同じ岸野さんが統率しているとは言え、隔世の感でありましょう。
さて。
今季の山雅 U-15(中学生年代)。
高円宮杯北信越リーグでは、ここまで(7/28時点)、11戦して、10勝1敗。
(もちろん、首位キープ)
ツエ―ゲンに、1 – 3 で敗れたのみ。
注目すべきは、得点72、失点10で、得失点差62。
ゲームあたり、6点獲っている勘定になる攻撃的な破壊力。
この前、樋口 大輝に、
― (彼と同姓なので) U-15に、弟さんが居るの?、と訊いたら、
― あぁ、そうです、との答え。
そのU-15が、現在、クラブ日本一を決する全国大会に出場中。
グループステージは、1勝1分1敗。
惜しくも ベスト16進出はならなかったものの、アントラーズとやった第1戦では、
0 – 2 から追い上げて、同点に持ち込んだ。
こういうゲームができることが素晴らしい。
5分程度のハイライト動画を観ると、前半、相手のスピードとボール運びに苦労していて、おそらくはワンサイドなゲーム。
ところが、後半は、盛り返して魅せた。
ベガルタに敗戦(1 – 3)した公式フォトをみると、イレブンには悔し涙もみえて、あぁ、これは、フツーに勝利する気でやっていたな、と。
今日からは、ラウンド32での戦いが待っているらしいけれど、
引き続き、柿本監督の指揮下、初秋の奮戦を祈ろうではないか。
僕らのビジョンとは、
ごく近い将来、トップチームのゲームには、ユース出身者がつねに、4~5人は登録されていることですから。
では。