ゲーム開始早々に先制するも、前半で追いつかれ、
そのまま、1 – 1 のドローで、ジ エンド。
暑さの中、互いに手を緩めずに走り競り、かなり疲弊したとは思いますが、
観ているこっちも、ゲームの行方に神経を張り詰める分、疲れるゲームとなりました。
勝利できなかったのだから、
〈ナイス!〉を声にするのは、遠慮するものの、
掛け値なしで全力を傾注したプレイヤーたちを、称賛したく存じます。
……毎度ながら、挨拶にやって来た同士に対し、BOOを見舞うといった、あの対応(南ゴール裏の)は、ないわ。
特に昨晩のようなゲームにおいて。
現実のチーム山雅ではなく、まるで〈幻の窓〉から、チームとゲームを見ているのか?
しかも。
やすやすと、多勢の心理に流されるような精神的な荒廃によって、
我がチームを弱体化している、やっかいな集団です(何度も言いますが)
〈特筆すべき巧妙さ〉
こういうのを、私萬年は、待っていた!
ゲーム開始の、キックオフは、山雅のほう。
ここで、いままで観たことのないことを、やってのける。
ボールを受けた山本 康浩は、センターサークル内で、そのままターンすると、相手の守備ラインの裏、山雅からすると左サイド奥へと、ハイなボールを蹴り込んだ。
ここから、一気に攻撃の潮目がこっちに来ると、立て続けに、コーナーキックが 数本続き、
結局は、その流れから、菊井が中央へと入れたグラウンダーパスに反応した安藤 翼のゴールが実った (4分)。
たとえば、大相撲でいえば、制限時間になってからお決まりのごとく立つ、といった陳腐と緩慢を排除し、
一回目の立ち合いで敢然立つ、抜け目の無さと、ひたすら相手の意表を衝く巧妙。
語呂合わせではないが、こういう思想が、これからの山雅の〈光明〉になる、きっと。
ま、それから(前半が進むと)、じょじょにフラストレーションが溜まるゲームと化していくわけですが、
あの 1点がなかったら、と思うと、あのプレイは、相当に効いたはず。
で、その山本は、イエローカードを呈示されて、累積4枚となり、次節は、出場停止。
― 今日、職場で、ソネさんから聞いた。
なんでも、あれほど酷いプレイ(福島の) をなんでファールに採らないのか?、と主審に詰め寄り、それが執拗な抗議、と見なされたらしい。
北ゴール裏からは、誰かが、なだめに入ったようにも見えたが、
良し悪しは別にして、ああいうカードを防げないのが、
今の山雅のあり様であることは、たしか。
でも、キーパーソンと予見したふたり、安藤と山本が、それぞれ存在感を魅せたので、ちょっとは溜飲をさげている。
では。