何人ものロングスロワーを試す山雅ならば、
勝つためには、持てるものをすべて動員する思想でやっているはず。
そこで、日頃感じる、素人の提案を少々。
❶レンタル終了 1名、レンタル開始が 1名で、計ふたり減。
他人の財布の中身も知らないでいて、補強補強~と騒ぐほど、僕は厚顔でもないが、
そもそも現有の所帯だと、(怪我は茶飯のことだから) チームトレーニングに支障があるだろう。
いつも飯田CB2を引っ張り出してくるわけにもいかないだろうし。
ただ、そう思う一方で。
戦術にミートしないのかは知らぬが、いまだ十分に活かされていない戦力がありそうな気もする。
個人的には、(何故か) 今季は特に、4を含む数字を背負ったプレイヤーの活躍が〈鍵〉だと思っていて、高橋などは、もっと実戦で観たいところ。
❷大阪戦では、セットプレイがポイント。
ならば。
相手ゴールから30mあたりで獲たセットプレイは、ズラッと並ぶであろう大阪守備ラインの裏をかくような、
サイド奥にボールを出して、マイナスの折り返しを入れる、そんな策もつかったらどうか。
上図では、赤く示した動線(ボール&プレイヤーの)がそれで、フツーだと、緑点線のハイボールを常田らが折り返している。
相手が設定した防御線に、律儀につき合うルールやマナーがあるわけでもないし、得点率のデータが高いからやっているのか?
あるいは、やられたら、それがいちばん怖いからやり返している?
(こういう場合、最近の山雅が守備ラインを高く保つのには賛成、かなり勇気が要るとは思うけど)
❸かりにサイドから仕掛けるのなら。
フリーであれば、外からただちにクロス投入も否定しないが、
上図の赤斜線で塗ったスペースを使って、ここへ侵入してから、マイナス気味にゴール正面へとボールを運ぶようなことをしないと、中央を固めた相手守備は、なかなか崩せない。
(讃岐戦、相手のオウンゴールを誘った安永のプレイが、ほぼそれに匹敵する)
(山雅の)攻撃サッカーが、おそらくは相手のアタマに刷り込まれているので、
サイド攻撃はタッチラインへ追い散らしたいだろうし、かつ、真ん中こそスペースを消しにかかるだろう、たいていの相手は。
沼津戦の2得点の時は、
沼津ディフェンスがボールホルダーに引き寄せられて、結果、赤斜線のスペースをケアしていなかったことが大きい。
外側から強引にミドルと、ペナルティーエリアの外縁方向へ斜めに侵入する手法、これは両方使ってこそ、双方に効果が生ずるにではあるまいか?
……以上、まさに、釈迦に説法のおはなし。
では。