職場で、喫煙に関するアンケートをおこなっている。
なにをいまさら、と思いながら、記入して回収箱に放り込んでおく。
択一的な質問に回答していくうちに……、
ははぁん、これ、受動喫煙の害毒について(医学的な) 知識を提供することが、ひとつの目的だな。
多くは単純を装ってはいるけれど、
元来、アンケートには、なんらかの問題意識や、予定される施策実施が根底に在るはずだから、
それを、回答者にあらかじめ告げるのがフェアだろう、といつも思う。
さらに、お手数をわずらわさせているのだから、
回答の集計結果は、そのまま正直に開示するのが礼節のはずだが、
今の組織では、一切、そういう配慮が見当たらないのは残念だ。
こういうのを、配慮に足りない会社の風土、という。
或る質問の回答の選択肢として、
会社敷地内を禁煙にすべき、なんてのには笑ってしまった。
きちんと分煙すればいい話であって、
喫煙者の皆様は、国に税金を納めるという市民の義務を率先して果たしているのだから、まるで喫煙行為が社会悪、と匂わせるのは失礼だ。
ここまでシビアな回答を設定するなら、
たとえば。
外勤者が、客先を訪問するに際し、タバコ臭をさせない配慮についても質問してもらいたいものだが、
それがないのは、お客様第一が口先だけであることが、よくわかる。
しかし、まぁ、こんなような、よくわからん社会的な流行だと、
今から20年後には、〈大麻に関する受動喫煙〉の話をしているんじゃあないか?
では。