ひとつのデータ。
〈無失点試合率〉山雅 ☞ 26% (5ゲーム) 八戸 ☞ 32% (6ゲーム)
〈無得点試合率〉山雅 ☞ 11% (2ゲーム) 八戸 ☞ 47% (9ゲーム)
ここから、
両者、失点率はほぼ同等だが、得点力になると、断然、山雅のほうに傾くのがわかる。
(山雅が得点できなかったのは、対大阪、対福島の 2回のみ、これらとは今月のホーム、夏限定ユニで闘う日程!!)
では、八戸が攻撃していないの?、と思ったら大間違い。
攻撃回数は、リーグトップ。
シュート総数は、山雅(203本)がリーグトップで、
八戸は、リーグ10位(167本)、シュートはそこそこ打っている。
コーナーキック総数をみると、
山雅(114本)は、リーグトップ、八戸は、第7位(92本)。
さらに、
被シュート数では、八戸が、山雅より、ゲーム当り 2本ほど少ない。
要は……、
八戸は、カウンター攻撃を主体にしたサッカー。
反則数が、リーグ 4位であることは、ボール奪取に向かう強い姿勢を表している。
ゆえに、被ファール(怪我)はいやですが、
ボール際で及び腰になると、カウンターを発動されます。
ホーム(敗戦)の対戦では、
ヴァンラーレは、リードしてから、むしろ、攻撃圧や、強度が高まったことが強烈な印象だった。
……となれば、これはもう、アウェイチーム(山雅)が、よほど新奇な策に走らない限りは、
ボール保持が、山雅のほうに傾くのが、自然の成り行きなんだから、
こっちは、終始、ボールを握って相手ゴールへと向かい、攻め続ける。
八戸は、前後に速く襲ってくる。
ならば、それをうわまわる、隙のない剛直さを、青森の地で、披露するしかありますまい。
プラス。
セットプレイにますます磨きをかけて、ゴールをゲット。
このブログでも、4 – 3 – 3 の採用とその運用については、いろいろと議論してはいます。
が、システムは、そのサッカー思想と流儀を具現化するための、単なる〈奉仕者〉に過ぎず、
めざすのはあくまで、豊富な手法による攻撃的サッカーであること。
ここから、目を逸らすと、不毛な議論になります。
では。