週末が,またやって来る 『Another Saturday Night』 

サム クックが、1964年に発表した曲。

今から、60年前に作られた作品を、

クラシックなポップス、として聴いている僕は、もはや、古色蒼然、クラシカルな人間だ。

他愛もない歌詞、軽妙な旋律と、テンポの良いリズム。

それらの絶妙なマッチングに、自在な歌唱を乗せる。

天才を感じさせます。

(サム クックに、ハズレはないんですけどね。)

……土曜日がまた、やって来ても、

僕には、誰もいやしない

給料出たばかりで、金なら自由になるんだけれど

話し相手がほしいのに、なんともヒドイ過ごし方。

ひと月前にここへ来て、たくさん女をみたけれど

ひとりもモノにできないのが、いまの僕の境遇なのさ。

ともダチのひとりが 俺には美形な妹があってな、と

会ってみたら 僕には無理だ その妹、

フランケンシュタインという名の猫にそっくりなんでね。

自分のまわりが見えない奴には タフな世だが

カネを使いたくなるような女に 逢えないのなら

この街を吹っ飛ばしてやるさ。……

と言う訳で、今日は、もう週末。

では。