ここを押さえよ 今季の山雅。

余談ですが。

アディダス社の、スポーツパフォーマンスロゴ(右上がりの三つの山)から、〈adidas〉の文字がなくなりましたね。

ところで、

ホンダロックSC (JFL)は、親会社が買収されたために、クラブ名を、ミネベアミツミFC変更した。

同じように、山雅がスポンサーいただく本多通信工業さんも、ミネベアの傘下に入り、

ゆえに、山雅のスポンサーとして、ミネベアミツミ様のお名前が連なっている。

将来、オーセンティックユニフォームの胸マークが

〈MinebeaMitshumi〉になる時代が来るかもしれないし、来たって大歓迎。
(現在は、トレーニングウエアの胸マーク)

さて、本日は、そのミネベアミツミFCとの練習試合。(12:00キックオフ)

ミネベアは、2/1に今治FCとやっていて、マッチ本数は不明なれど、1 – 5 の結果。

このチームを試金石にすれば、

今治との、出来上がりの比較ができるかも知れない。

……と、前段。

以下。

現状、僕が、2024山雅の戦いについて、みどころと考えるポイントを整理しておきます。

❶最終ラインとの連携を含めた、ゴールキーパーの出来。
薄井のレンタル(☞サンフレッチェ)と、大内の加入。
どちらが先に発生した事案かは知らないが、キーパーの運用は、かなり危機感を持って対処すべきな案件、と考えます。

要は、レギュラーに誰を据えるのか?

率直にいって、キャッチすべきをパンチングしたり、あるいはその逆をやってしまうキーパーを 23ゲーム使うのは、おおいに疑問、ということ。

❷2023季は、その前年に比して、得点が増えたが、失点が大幅に増加。(ゲーム数は4つ増えた)
2022年    得点  46    失点  33
2023年    得点  51    失点  47

だから守備だけ抜き出して、そこをカイゼンせよ、といった単純な話ではなくて、

最前線から相手に強圧なディフェンスを仕掛けるスタイルを、今年も踏襲するならば、

堅く連動し、スキのない(間延びしない)陣形を維持して、守備ラインを高く保つ、これを 90分おこなう、これでしょう。

常田はキャプテンの顔で、遠慮を捨て、もっとチームメイトへの発信を強めよ。

❸ボールを握るとなれば、相手を押し込むゲームの大勢となるので、
固められた守備に、どうやって風穴を開けるのか?

山雅のゲーム平均クロス数は、先季、リーグ1位の 19.6本。

ただ本数の山を築くだけでは、もったいない。

サイドから侵入するにせよ、クロスの質と、中との連携を深めないと。

小松一択、の中狙いから脱却するために、今季は、ゴール前に果敢に飛び込んでいけるタレントを多く揃えた、そんな観方をしてます。

❹こっちがボールを持てば、いきおい被ファールは多くなる。
(比較して、こちらのファールは少なくなる)

前季、ゲーム平均直接FKは、リーグ2位(13.6本)。
加え、コーナーキックは、リーグ3位(5.7本)。

劣勢であっても、ゲーム進行がいったん止まり、こっちが完全にイニシアティブを執れるシーンを、効果的に使わない手はない。

とにかく、セットプレイの引き出しと十八番を多くする

……おおまかに、以上の 4つをクリアすること。

それが出来てはじめて、とられた以上にゴールを獲るサッカー、の成立。

システム(陣形)と、タレント選択(先発と交代)はそのために在り、

タレントが多く活かされなけりゃ、リーグで見劣りしない陣容や戦力は、架空のお話。

では。