いままでも、当ブログで採り上げた、
ジョージ ウインストン(1949~2023.6.4)。
アルバム『December』(1982年発表) 中の曲、
〈カノン(パッヘルベル)、ひとつの変奏〉は、
原曲に、リズム&ブルースの、上品な味付け(アレンジ)を加えているため、
僕の耳には、かなり親しく好ましく入ってくる。
で、今回は、その原曲(通称 Canon in D) を、
作曲者ヨハン パッヘルベル(1653~1706) が活躍した、バロック中期に近いとおもわれる様式で。
3つのバイオリンによる追っかけ演奏と、繰り返される低音。
そんな形式が、とてもわかりやすい演奏。
彼が亡くなった年、それも、ディッセンバアにじっくり聴くのは、もってこい。
去年は、ジャズ畑のピアニスト、ビージー アデル (1937~2022.1.23) が逝き、
今年は、ウインストンが……。
時が経つ、というのは、訃報が、周りにどんどん降り積もることなんだな。
では。